海洋レジャー安全・振興協会 関東事務所 事務連絡会
12月15日火曜日に横浜にて海洋レジャー安全・振興協会(通称、海レ)の事務連絡会がありました。
関東の船舶免許スクールを開催しているスクールが、年一回この連絡会に集まり、船舶免許に関して様々な情報を共有し合うのが主な目的です。
今年は、水上オートバイの実技試験中受験生が心筋梗塞となり、水上オートバイから転落してしまう事故報告がありました。
一人で試験員が、転落した受講生を救助するのには、体力と冷静な判断が必要であると痛感いたしました。
事故を察知し、陸から早急に救助に向かったマリンショップの松永氏との連携救助によって、受講生は蘇生なさったそうです。
そして、水上での救助の際には、水面から近く、小回りが利き、水深の浅いところでも走行可能なPWC(パーソナル・ウォータークラフト)の有効性能が如実に実践できた救助の実例であったと感じます。
たまたま昨日この話を消防署に勤務されているお客様にお話すると、緊急の際に的確に行動を起こせるかどうかと言うのは、やはり日頃からの訓練が重要であるとのことです。
少しでも私たちにもできること、その一つとして、日頃から消防署で行われている、【普通救命講習】などを定期的に受講しておくことが大切であると感じます。
普通救命講習は、住んでいる地域や勤務地などで無料で行っているので、ぜひ受講をしてみてはいかがでしょうか!
それから、操縦技術を高めることも必要だと思います。
そのほか、ウォーターリスクマネージメント 今西氏によるPWCを使った水難救助のお話がありました。
山口県消防学校では、水難救助で水上オートバイを使ったレスキューの本を検討しているとのことです。
ウォーターリスクマネージメントのホームページはこちらです。
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http://www.geocities.jp/hawaiiansea2000/wrma.html
30年以上にわたって培われた水上オートバイの操船技術を体系化し、教育及び救助機関として設立されたのが、K38 と言う機関。 K38の吉村氏によるお話もありました。
水上オートバイでの救助の際には、スロットルを使用しない、シフト(後進)を使用しない、体重移動のみ が原則であるそうです。
理由は、スロットルを開けること又はシフトを後進に入れることによって、ゴミを吸い込むリスクが高まるのです。
それからバディ(救助者を載せて移動するための巨大なビート板のようなもの。かなり高額。20~30万円位かな?)も使用しない。
と言う方法で、レスキューしているそうです。
バディがあれば、もちろんたくさんの方を救助できますが、すべての救助関係施設又は個人が所有しているわけではなく、水上オートバイのみを使用した救助の訓練の方が実用性が高いからだと思います。
K38のホームページはこちらです。
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http://k38japan.com/
「水上オートバイが近くにいるから、安心して水面で遊べる。」
このように皆様に感じでいただけるように、私たち水上オートバイを使用する者は、マナーとルールを守り水面を共有する方々とこれからもずっと共存してゆきたいと切に願っております。