【ﾒﾝﾃﾅﾝｽ中のｴｱｰﾌｨﾙﾀｰ不具合事例】

機種：ﾔﾏﾊ　ＦＸ　Ｃｒｕｉｓｅｒ　ＳＨＯ　２０１２

ｼｰｽﾞﾝｲﾝﾒﾝﾃﾅﾝｽをしていた方の､｢ｴｱｰﾌｨﾙﾀｰの不具合事例｣です｡

ｴｱｰﾌｨﾙﾀｰが､　何かしらの原因でだいぶ水で濡れていて､ﾌｨﾙﾀｰが歪み変形が発生していました｡

ﾌｨﾙﾀｰが波打つように歪んでいて､ﾌｨﾙﾀｰ同士が密着していたり､間隔が狭くなったりしています｡

このような状態で乗ると､ｴﾝｼﾞﾝ内へ十分な空気が取り込めない状態となります｡

ﾊﾟﾜｰ不足になるのです｡




新品のｴｱｰﾌｨﾙﾀｰ｡

きれいに整列された状態のﾌｨﾙﾀｰ｡
ﾌｨﾙﾀｰ全面から､ｴﾝｼﾞﾝ内へ空気が十分取り込めます｡




比べてみると､違いが明らかに分かりますね！
?左　変形しているｴｱｰﾌｨﾙﾀｰ｡汚れもあり｡
⇒右　新品のｴｱｰﾌｨﾙﾀｰ
ﾔﾏﾊのｴﾝｼﾞﾝは排気量１８００ＣＣあります｡
ｽｰﾊﾟｰﾁﾔｼﾞｬｰのｴﾝｼﾞﾝﾊﾟﾜｰをﾌﾙに生かすためには､部品ひとつにしても重要なのです！



ｼｰｽﾞﾝｲﾝやｼｰｽﾞﾝｵﾌﾒﾝﾃﾅﾝｽの中で､ｼﾞｪｯﾄのｴﾝｼﾞﾝや船体の不具合が発見されることがよくあります｡

このｼﾞｪｯﾄは､ｴｱｰﾌｨﾙﾀｰを交換する作業で済みましたが､ｼﾞｪｯﾄの修理には､相当な時間が掛かります｡

繁忙期である時期は､どこの販売店でも修理に一段と時間が掛かるのです｡


時間が掛かる理由として､いくつか挙げてみました｡

●故障診断をするには､時間が掛かります｡
●交換部品の納期にも､時間が掛かります｡
海外からの取寄せの場合は､なおさら｡
●新艇やﾄﾚｰﾗｰの販売やｾｯﾄｱｯﾌﾟで手一杯になっているので､修理だけに集中して時間を費やせません｡
●短期間に集中して仕事をこなさなければならないので､順番待ちになってしまい時間が掛かります｡
●ｲﾍﾞﾝﾄを開催することで､修理をする時間がなくなります｡
●ご来店のお客と接客をすることで､修理する時間がなくなります｡


｢自分のｼﾞｪｯﾄは大丈夫だろう｡｣と思っていても､思わぬ不具合が隠されている場合がよくあるのです！！

ｼﾞｪｯﾄのﾒﾝﾃﾅﾝｽは､人間の健康診断と一緒です！！

ｼｰｽﾞﾝ中に､安全に楽しくｼﾞｪｯﾄに乗る為には､必ずｼｰｽﾞﾝｵﾌﾒﾝﾃﾅﾝｽを行いましょう！！

そして､修理が必要な場合､ｼｰｽﾞﾝｵﾌにしっかりと修理を済ませておきましょう！！



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