あっという間に11月でした。
なんとブログのアップを1カ月以上忘れていました。
あれこれとイベントが続いたのも一つですが、東北に津波で船を失った方への
納艇があったもので、それでもうバタバタ・・・・。
すでに岩手県には4隻納艇していますが、今回は現場に持ち込んでからの組み立て作業があり
スタッフ3名で前日から泊まり込みでの納艇です。
とはいえ納艇場所は津波の直撃を受けた岩手県宮古市山田町です。宿泊施設は現地で
復旧作業に入っている作業員さんとかでいつも満室状態。
どうしようかなと思っていると船主さまが「うちに泊まったらいいよ」
(という意味の言葉を東北弁で)とおっしゃってもらい、お言葉に甘えることに!
当日、朝和歌山を9時に出発して、伊丹空港から仙台空港(不発弾が爆発しないで
よかった(*^_^*))、そこから東北新幹線を乗り継ぎ、盛岡からはレンタカーで走ること
2時間、到着したのは何と夜の七時!
「すいませ~ん」とお客様のご自宅を訪ね(実は私、山田町にはすでに10回近くお邪魔している
もので、ナビゲーションなしでも道を覚えていたりします・・・。)、早速夕飯に!
「近くで獲れたものしかないから・・・」なんておっしゃっていましたが、イカの刺身、銀鮭の刺身
さんまの塩焼き、そこになぜかしゃぶしゃぶ、最後には松茸のお吸い物に松茸ごはん。
ビールも「飲んで、飲んで!」と言っていただきましたが、とてもとても食べる物の量が多くって
この酒好きの私も缶ビール一本で終了。
ただその最中に「こうやって遠方まで船をもった来てくれたおめぇさんがたは、おらにとっては
神様みたいなもんだ。ありがたい、ありがたい。」と思わずこちらが泣けてきそうなことまで
おっしゃっていただき、感謝感激の中、就寝。
翌日は6時起床で、早速、船のセットアップ!
そこはやはり東北、寒さのあまり、海から水蒸気が立ち上ります。
その中を昨日の言葉を胸にせっせせっせと作業にいそしみ、他の現場で遅れていた
クレーンの到着を待ちつつ、お昼ごはんを済ませていると周りからもたくさんの方が
現れ、「どこから持ってきたんや?」「ちっちゃいけどよさそうな船やな!」(という感じの
言葉を東北弁で)とおっしゃっていただき、いざ、下架作業に。
さすがにクレーンの作業のおっちゃんは慣れたものです。
吊り位置はここ!と一度でどんぴしゃとあてて、すっと吊り上げます。
少し風が強かったですが、慎重に慎重に着水!
見てください!この船主さんの満面の笑顔!
苦労も吹き飛びます!
その後、取扱説明をして、早々にレンタカーにとび乗り、一路盛岡へ!
ちょうど山田町出発が3時、5時20分発の新幹線に飛び乗れば、羽田空港経由で
何とか今日中には和歌山に着ける!と計算上、気持ちは和歌山でしたが山道を
走り始めると、道路は復興資材を積み込んだトラックがのろり、のろり。
携帯電話で新幹線の予約やら飛行機の予約やらをしようにも、頼みのドコモも圏外
AU,SBはもちろん圏外(お前、どれだけ携帯電話持ってるんやなんて突っ込まないで下さい。)
結局、盛岡市内に到着したのが5時10分、GSによって給油した時点でおしくもOUT!
結局10分間に合わず、一本遅い新幹線で東京まで戻ることに・・・。
東京でひと暴れ・・・って意見もありましたが、全員薄汚れた作業服。
大人しく浜松町のガード下の居酒屋で一杯ひっかけ、ビジネスホテルにIN !
翌朝、帰路につきました。
って感じで、この一カ月は忙しかったということでお許しくださいませ。
今月からは、ちょくちょくアップします!
宜しくお願いします!!