『無残』
昨日とある海岸を歩いているとこのようなものが...
よく見ると船外機、長い間海中にあったのか大きな牡蠣殻がまとわり付いています。
平成も今年で28年、昭和から平成初期にかけ販売されたこれら艇体&エンジンは耐用年数を越え産廃化が進んでいます。
10年ほど前国の指導による『FRPリサイクル法』なるものが制定されましたが仕組みが複雑且つ高額な処分費が禍事実上機能していない状況です。
先般、港湾内で半分泥に埋まった所有者不明の廃船(23F)を撤去する際管理者である自治体が産廃業者に支払った金額は一隻45万!!
一瞬高いと思いましたが岸壁からクレーン車のブームがギリギリ足らず、またスリングの玉掛け作業が大量の泥で困難を極めたこと等を考慮すると納得価格?
町内にもこうした廃船予備軍が100隻以上あるように思われますが、現在の法律では船検が切れようがエンジンが無かろうが半分傾いて草が生えていようが一定の指導は出来ても摘発までは出来ないようになっています。
また昨今では船検番号、艇体&機関の号機番号を削り取り所有者を特定出来ないようにして放置する悪質な不法投棄が増加...
陸の駅や道路は世界一綺麗な日本、海岸、港湾も綺麗に保ちたいものです。