『ナマコ拾い』
2017年12月04日
3時起きで今シーズン初のナマコ拾い。
一月余り朝練(早朝の釣り)からも遠ざかっておりこの時刻の起床は少々辛い。
暗闇の中船を走らすと冷気が頬を刺す!...でもこの寒さがナマコを美味しくさせる。
本日の気象状況、潮位-1㎝、北西の風2m、水面に微妙なさざ波...
ヘッドライトを頼りに磯際を転ばぬよう慎重に歩く。
実は3年前アオサで滑り岩で頭部を強打流血、昨年は足が縺れ水深50㎝のタイドプールに滑落膨張式ライジャケのお世話になる。
もう何十年もやっているわけだが身体能力は低下の一途。
こうして命がけで捕ったナマコ、早速会社のまかない料理『ナマコ酢』となった。
初冬の今が旬のナマコ
赤、青、黒カラフルなナマコ達
おまけのタコとフグ
『冬型の気圧配置』
2017年11月27日
師走真近冷え込む日が多くなり冬の訪れを感じる。
この頃から普段穏やかな瀬戸内海も北西の季節風が強まる。
最近の天気予報アプリはピンポイントで風速を二日先まで一時間おきに予想する優れモノ。
天気図においては一週間先まで予想してくれるので航海スケジュール調整には大いに役立つ。
今回はLF26BZを大阪から牛窓迄65mileの回航。
明石海峡通過時は潮流と風向が反し三角波が発生、海峡部は15kt走行を強いられたがそれ以外は巡航23Kt。
そして播州沖に設置された海苔網を回避約3時間で無事到着。
冬場の航海スケジュールは短い日照時間と季節風による減速走行を考慮することが必要だ。
大阪出港時は穏やかな海面であったが...
明石海峡はピンポイントで波立つ
『卒業』
2017年11月17日
この度勤続38年ヤマハのT課長が定年退職。
Y2K研修会後の懇親会が突然のサプライズでT課長の慰労会に...
業界では西日本のヤマハにTありといわしめた名物課長。
各県のメンバーが次々贈る言葉は
「おせっかいで良い人」
「暑苦しいけど良い人」
「しつこいけど良い人」
「鬱陶しいけど良い人」
異口同音にこんな具合、けなして褒めて何のこっちゃい!...でもこの通り万人から愛されるキャラの持ち主。
私はY2KのOBであるがT課長に歳が一番近くまた一緒に仕事した時間も一番長いという理由でトリのスピーチを承る。
我々のデビューは昭和50年代半ば、何もかもが右肩上がり数年後は伝説のバブル景気と正に日本の絶頂期。
メーカーの社員も販売店も深夜まで猛烈に働き実績を上げた時代、今ではブラック企業と呼ぶらしい...(笑)
T課長こそが昭和モーレツ社員最後の残党、天然記念物!
定年間際の今も、昔の癖が抜けきらず自身の仕事が完了してもとにかく帰らない、これには部下も困惑顔...(笑)
あと人望を語るうえで見逃せないのが、取引先御子息の結婚式出席回数と仕事仲間で飯を食った回数はヤマハ随一。
またプライベートにおいての趣味も多彩、ピアノ、ギター、テニス、スキー、フィッシングと何でもこなすオールランドプレイヤー。
多くの思い出の中で一番印象に残るのが、まだ子供が小学生の頃Tさん宅に招かれてのクリスマス。
そこにはギターでビートルズのイエスタディを弾き語るTさん...まるでアメリカンホームパーティー!
お互い幼かった子供達も成長、Tさんの二人の息子さんも共にご結婚され今ではお孫さんのよきお爺ちゃん。
仕事における真摯な態度とそのポテンシャルは折り紙付き、時にはメーカーと販売店の調整に思い悩んだことも多々あったと思います。
そのTさん、来年以降も再雇用でヤマハに留まるという...本当いつまどもしつこいんじゃ!うそうそ(笑)
最後に何事も滑稽なほど一生懸命だったTさん、これから先は健康第一、少しペースダウンしつつ変わらず後輩、そして我々販売店に対しご指導の方宜しくお願い申し上げます。
Tさん長い間お疲れ様でした。一社員としては異例の送別会となった
胴上げのシャターチャンスを逃がす(泣)
『初冬』
『釣りごろ釣られごろ』
2017年11月11日
水温もバッチリ正にハイシーズン到来!
弊社の釣り大会を真近に控え自ら実釣リポート...
ターゲットは鯛、夜明けからタイラバで豊島からスタートするも音信不通。
釣り開始から二時間たったころ待望の一枚、でも後が続かない。
ストレス解消の釣りがストレスのてんこ盛り(泣)
豊島→アワラ→千振→屋形→琴塚→妙見崎とポイント移動の繰り返し。
無残に時は過ぎ他の二人にも焦りの色が...
その時同乗Y君が夏70を釣ったポイントを思い出し最後の望みをかけ大部に移動。
潮は満潮からの転流(引き初め)、場所はこれ以上詳しく書けないが20mから5mのかけあがり。
流す距離50m、クラッチ操作しながら時間にして僅か5分のピンポイント。
しかし一流しに必ず一枚、たまにダブルと浅場にも拘わらず良型が上がる。
一時間余りでイケスの中には二桁の鯛、9回裏の逆転劇に船上は活気づく。
これだから釣りはやめられない。