ボートのエアコン事情
こんにちは
ヤマハボート横浜店の池田です
最近は船にもエアコン装備が多く見られるようになりましたね!
お客様からのご質問に多いのが、
「エアコンはいくらで付けられるのか?」
「どれぐらい使えるものなのか?」
といった内容です。
正直なところ
一概には申し上げ難いです(ゴメンナサイ!!)
ただし、目安としては150万円前後です。
エアコン取付は、
オプションで設定されていない船の場合、
思わぬ高額となってしまうことも・・・
エアコンの設置、船の重さのバランス、作業性、
噴出し口の位置、配線・・・と想像以上に大変なのです。
場合によっては200万円を超えることも
あるかもしれませんし
もう少し金額は抑えられるかもしれません
「結局ハッキリしねぇじゃんか!」
ままままま、待ってください(ガクガクブルブル)
仮にエアコンを付けると150万円だとしましょう!\(ソウシマショウ)/
1年に150時間程乗るとして、5年間750時間乗ると仮定します。
150万÷750=2000
つまり1時間2000円で快適な空間が手に入ることになります
ちなみに、1年に150時間となると、
毎週約3時間、船に乗るということになりますね。
2週間に1度 6時間、船に乗る、という言い方もできます。
毎月25,000円払えばエアコンが使える、という言い方もできます。
タバコを約25,000箱ガマンすれば使える、
という言い方もできm(もうええわ)
もちろん、
乗っている年数が長くなればなるほど金額は小さくなります。
ここまでは、金額面についてお話してきました。
ここからは、「どれぐらい使えるのか」についてお話します。
「どれぐらい」という言葉には、
耐用年数と使用時間、設定温度等・・・色々な意味がありますね。
私が是非とも皆様に特に知っていただきたいのは、
使用時間です。
そのほかについてはパスイチで。
(あと2回パスしてもいいもんねーヘヘーン)
使用時間は、エアコンが
「陸電式エアコン」と
「インバーター式エアコン」によって異なります。
なぜ異なるのか?!どっちが長いのか?!
真相はいかにッ?!
はい。
盛上げた割りには大した内容ではないですが、
ざっくりと説明すると以下の通りです。
陸電式エアコンは、
マリーナ等の係留施設にある電源と船を
ケーブルで繋いでいるときにだけ使えます。
つまり、エアコンの電源を
ケーブルを繋いで供給しています。
インバーター式エアコンは、
エンジンが動いているときにだけ使えます。
つまり、エアコンの電源を
エンジンの回転から供給しています。
陸電式エアコンとインバーター式エアコンは
電源をどこから供給しているのか違うんですね。\(ソウデスネ)/
もう鋭い方はお気づきかもしれませんが、
使用時間にどちらも制限があります。
まず、陸電式は、係留中にしか使えません。
その代わり、大規模停電でも起きて
係留しているマリーナが大停電となり、
光の無い夜にキレイなお星様がキラキラしてるのを
キレイだな~と眺め
「あ、流れ星だっ!」と天真爛漫に言いながら
「無病息災」という大人の切実な思いを祈るような
四文字熟語な風景がない限り、
ずーっとエアコンが使えます
一方、インバーター式は、
係留中も航行中もどちらも使えます
その代わり、インバーターの発電量は
エアコンの消費電力を十分に賄えるものではないため、
使用時間に制限があります。
現時点でエアコンの最強な使い方は、
「係留中は陸電式エアコン
航行中はインバーター式エアコン」
と使い分けることですね
ただし、最初から使い分けられる船は限られています
SC-30eII等であれば使い分けて使用できます。
後から(大学生の初任給ぐらいの費用で)使い分けるようにもできます。
厳密さよりも分かりやすさ優先でお伝え致しました。
ざっくりとしたご理解としてお考え頂ければと思います
・・・
あ。
だから最初からエアコン搭載されている船は
おトクなんですよっ!
↑思い出したかのように仕事をする池田でした。
ちゃんちゃん
あ!私の目の前に
そういう船ありますよ!!
いやぁ偶然だなーハハハ(棒読み)