DFR33、艤装紹介&クルージング記事②
皆様こんにちは。ヤマハボート横浜店の安田です。最近は風もなくからっと晴れる日も多く梅雨前のマリン日和が続いていますね。
さて今回はDFR33特集第二弾ということで、当店在庫の「DFR33横浜店スペシャル艤装パッケージ」のクルージング記事について書きたいと思います。復路で1時間ほど釣りの時間も取ることができました。釣りをしてみて感じた「DFR33の魅力」をリアルな目線でリポートできたと思いますので、是非ご覧ください。
ちなみに前回の記事はコチラ 「DFR33、艤装紹介&クルージング記事①」
前回の記事では、主にDFR33の特徴と横浜店スペシャル艤装の紹介をしました。
今回のルート
当店ヤマハボート横浜店から葉山マリーナまでだいたいこのようなルートでクルージングをしました。
途中、漁具や岩礁地帯もありますので、注意する部分もあったのですが、往路は1時間半ほどで目的地の葉山マリーナまで到着することが出来ました。
それでは、写真と共に振り返ってみます。
いざ出発、当日は南西の風が風速7mほどで吹いており、波はところにより1mに達するようなコンディションでした。乗り心地を試す為には多少荒れている方が分かりやすいのでベストなコンディションです!
さて気になる航行性能と快適性は?
観音崎手前まではほぼ波もなく25knotほどで走っても、ボートが跳ねたり波にぶつかったりする不快な叩き音や振動はありませんでした。水面にしっかりと食いつくような粘りのある走りで横流れは感じませんでした。またスクエアバウ形状のおかげで、デッキはあまり濡れません。写真のような水しぶきでも外に弾けて飛んでいくイメージです。コンディションや操船の仕方にもよるのですが、今回はほぼ全くウィンドウに海水が掛からず、操船に集中できて快適なクルージングでした。
また走行性ですが、観音崎を越えたあたりで波間の高さが約1mほどになったとき、一瞬追い波でふらつく瞬間もありましたが、25knotで走っていたことを考えれば当然感じるものだと思います。恐怖や不安感はありませんでした。むしろ流石はフィッシングボート、同サイズの他のボートよりも走行性は高い!と確信しました。荒れたポイントも臆せず目指せます。
また近年はフィッシングボートも電力消費量が多いので、そういった需要に応えてWオルタネーターのディーゼルエンジンを搭載したDFR33。発電量が高いのでエアコンの効きもかなり良く快適でした。衝撃を吸収するダンパーシートも快適な航行をサポートしてくれました。
そして嬉しいのが視界良好なウィンドウ。背が高くない私でも立ち上がったり、姿勢を正さずに海面を見ることが出来るので力を抜いて操船できました。
細かいところですが、デッキの手すりがちょうど良い位置に配置されているので、アフトデッキでも安心して移動が出来ます。そしてウォークアラウンドならではの前後の移動のしやすさは大きな魅力です。復路は人生で初めて一人だけで操船して帰ったのですが、問題なく帰ってこれました。
要因としては、①ウォークアラウンドで離着岸時にスムーズな動きが出来た②バウ・スタンスラスターで狭いマリーナも安心だった③多少の波ではびくともしないサイズ・ハル形状
だったことが上げられるでしょうか。大きいから一人は不安。と思っていましたが、意外とそんなこともありませんでした。
また多少荒れていましたがほぼ全開運転(28knot)でこの燃費。コモンレール式ディーゼルエンジンの燃費の良さが分かると思います。また燃料が軽油なのもポイント高いです!DFR33の燃料タンクの容量が530Lなので、1h50L消費するとしても10時間航行可能です。単純計算で距離に換算するなら518キロ。驚愕ですね。また、22knotで走っているときは約30L/hを記録しました。
また、大型のフィッシングボートだからこそ、多少荒れていてもスピードを落とさずにポイントまで急行できます。フィッシングボートだからスピードはいらないよ。そんな声も聞こえますが、スピードを出せるほうが、早くポイントにつけるので長く釣りができます。つまり、スピードが釣果を左右する要因になり得るのです。
横浜店スペシャルパッケージは役に立ったのか?!気になる釣果は?!
さて前回の記事でご紹介しましたが、当店在庫のこのDFR33には横浜店チョイスの便利オプションが付いています。
内容はフレンドマリン製スパンカー&オーニング。そして複数のロッドホルダーとアフトのGPS魚探モニター。
今回は葉山マリーナから横浜店までの復路で一人操船&1時間ほどの軽い釣りをしてきましたので、そちらの釣果と併せて、紹介します。
まずはこちらのオーニング。6箇所をカラビナ式の金具で留めるだけであっつい日差しをカット・フィッシング中の小雨をブロックできる代物です。アフトのFSRでの操船が好きな私にとっては心強い艤装でした。帰りにシャワーを上から掛けたのですが驚異的!といえるほどの撥水性でした!!
また、このタイプのオーニングは展開したまま航行しても大丈夫です。
(写真は試乗会の相模湾。デッキ部分、しっかり日陰になっているのが分かると思います。)
続いてオーニング。釣りの最中は風がそこまでなかったので、ヤマハのローマストスパンカーと比べてどのくらい効果に差が出るかは実証できませんでしたが、しっかり船首は風上を向きました。またとても簡単に展開可能です。また、多くの漁船が同じような形状のスパンカーを使っていることを考えると、効果は大きいと思います。前回の記事で紹介したように、綺麗に収納できる部分も素晴らしいです。またこちらも生地の撥水性が素晴らしいです。
ロッドキーパー&GPS魚探モニター
FSRの隣に設置したロッドキーパーはキャプテンの強い見方です。ここから動かずポイントを探し、釣りをすることが出来るのです。私もアフトGPS魚探モニターをにらみながら、舵を切り、くねくねと駆け上がりや根の横の砂地などを探ってみました。当日の狙いは、シロギスです!前日葉山マリーナのオーナーさんから釣れてる情報を頂いていたので、期待に胸は膨らみます。時間は1時間。限られた時間で釣ることは出来るのか。
釣果
結果から言うと、2匹だけしか釣れませんでした。。
悲しくなるほど小魚です。午後2時ごろということもあり、潮が悪かったのか、私の腕が悪かったのか。。今回は少し残念な結果に終わってしまいました。悔しいですがブログ記事のために一匹でも釣れて良かったです!
さて、トラギスとベラという小物しか釣れなかったもののDFR33の釣りはかなり快適でした。またアフトのGPSモニターで常に魚影を確認できるのも、ワクワク感がありとても楽しかったです。オーニングのおかげで強烈な日焼けもしませんでした。
ちょっと見辛いですが、ふとモニターを見ると水深10m~20mで魚群が!!今回は青物タックルを持っていなかったので何も出来ませんでしたが、クルーと一緒に釣りに来ていたら皆一斉にジグを投げていたでしょう。こういう状況に自由かつ俊敏に対応できるのも、遊漁船では味わえない魅力ではないでしょうか。
釣りを終え、無事横浜店まで戻ってきたDFR33ですが、今までとは少し見る目が変わってきました。今まではその大きさから操船に不安感があったのですが、スラスターのおかげで正直24ftよりも簡単、しかも多少の波にも負けない安定性が両立しているとなれば、初心者の方、ファーストボートでも安心して乗っていただけると思います。
DFR33横浜店スペシャル艤装パッケージは現在当店で展示中です。
すっかり愛着が沸いたDFR33ですが現在当店にて展示中です。フィッシングボートを探している方には、是非このフィッシングボートをおすすめ致します。新作フィッシングボートということもあり、お客様からの注目度も高いこの一艇。是非お店にお越しいただいて、現物を確認してみてください。
さて次回の記事ですが、i-Pilotの効き目について実証してきたのでその様子を写真と共に記事にしたいと思います。こちらも釣り好き、ボートオーナーには是非見ていただきたい内容ですので、乞うご期待くださいませ。
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